メンテナンス

非常用発電機のトラブル
放置せず危険を事前回避しましょう。

冷却水・オイル漏れ 冷却水・オイル漏れ
経年劣化による液漏れは、よくあるトラブルのひとつです。冷却水が漏れてしまうと、冷却機能が落ちるだけでなく、オーバーヒートの原因になるかもしれません。
オイルが漏れると、エンジン内部の潤滑がうまくいかなくなり、エンジン焼き付きなどのトラブルを引き起こします。
オーバーヒート オーバーヒート
非常用発電機がオーバーヒートを起こす原因は様々です。
考えられる原因としては「冷却水が少ない」「冷却水がうまく循環していない」といったことが挙げられます。きちんと冷却水を管理・交換しないと、冷却水の防腐効果が落ちてしまいます。その結果、ラジエターやエンジンの内部に錆が発生して水路が詰まり、オーバーヒートの原因となるのです。定期的にメンテナンスしましょう。
油圧低下 油圧低下
オイルも経年劣化で質が落ち、潤滑効果が不十分になると油圧が低下します。粘度が失われた状態のまま放置すると、エンジン内部の機械部品同士の潤滑がうまくいかず焼き付いてしまうことがあるため、オイルも定期的な交換が必要です。
黒煙 黒煙
黒煙が出る原因は、非常用発電機のエンジンから出ているマフラーや燃焼室にカーボンが蓄積されることが挙げられます。
カーボンは燃料の不完全燃焼により蓄積されていきますので、「負荷試験を行いエンジンの温度を上げ燃やし切る」または「部品を外し内部のカーボンを取り除く」どちらかの方法で対処します。

少しでもおかしいと感じたらメンテナンスを

  • エンジンのかかりが悪い
  • 回転数にばらつきがある
  • 振動が多い
  • 電圧が高い(低い)
  • 計機が動かない(電圧・水温・回転数など)
  • オイルの量が多い(少ない)
  • 冷却水が少ない

このような症状が見受けられたら、すぐに当協会までお問い合わせください。非常用発電機のトラブルを放置しておくと、災害時に正常に作動しないばかりか、火災や事故の原因となる恐れもあります。「正常かどうか、自分では判断できない…」といった場合には、ご連絡いただきましたら当協会の職員が直接確認します。なお、現地調査はリモートでも対応可能です。

予防的な保全策

消防予第373号により、非常用発電機の保全策が規定されました。不具合を防ぐため、毎年または推奨交換年内に決まった箇所の部品を確認・交換することで、負荷試験もしくは内部観察を「6年に1回」にできます。予防的な保全策を実施して、設備の安全性を確保しましょう。

予防的な保全策とは│総務省消防庁[PDF]

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